包装タイムス　2007年8月6日号

ハリマ梱包
ビーズ柄プラケース販売・段ボール代替で既製品化

ハリマ梱包（神奈川県相模原市、TEL042-744-6438）はこのほど、少ロット低価格対応の新型通い箱「ダンビーズ®」を考案し販売を始めた。「安くて軽くて水に強いビーズ模様の段ボールケース」をコンセプトに、紙段ボールからの切り替え導入を想定しており、既製品化によって短納期と少ロット対応を実現。半透明や中空構造などシートの特性を生かした販売戦略を立てている。

同社は、木材梱包を企業ベースとしつつもインターネットを駆使してプラスチック段ボールケースなどの販売で業績を拡大している企業。急速に高まっている通い箱のあらゆるニーズに対応し、顧客満足を高めてきた。

このほど販売を開始したダンビーズ®は、川上産業の３ミリ厚の「プラパール®」を採用している。これは、縦目方向素材で起きやすい加工時の割れや裂けが起きにくいため、３ミリ厚でも安定的に加工できることに着目したもの。角部にはR加工を施して作業安全性にも考慮した。また油分・水分に強く、破損しにくいので繰り返しの使用が可能。A式での４サイズを既製品化しており、使用方法は通常の段ボールと同様としている。厚みは折り畳んでも薄く、在庫や輸送も容易だ。

１０個からのロットで注文を受け付けており、当日から翌日出荷の短納期にも対応。同社のプラ段専門サイト「プラダンネット（www.pladan.net）」でも見積もりができる。現在は販売代理店も募集しており、顧客にとってより利便性の高いサービスを相乗的に提供する方針だ。